クオリティとカスタマイズ – 大事なのはしっかりとした専門知識
バイオ燃料の再生可能エネルギー、失明を救う新薬、収穫量を上げるための農業用殺菌剤。これらは、何百もの期待される技術進歩のうちのほんの一部です。新しい化合物の合成を扱う有機化学の進歩によって可能になったものです。私たちの生活におけるあらゆる面に変化や革新をもたらしてくれます。
このような開発の背景にある基礎研究はどこで行われ、研究者はどこで育成されているのでしょうか。一流の有機化学実験室の1つが、ドイツのバイエルン州にあるエアランゲン・ニュルンベルク大学(エアランゲン・ニュルンベルク・フリードリヒアレクサンダー大学、略称FAU)の化学薬学部にあります。
優れた耐薬品性– 付加価値
科学者であり学部の管理者でもあるフランク・ハンペル博士が以下のように説明する通り、KNFのラボ用ポンプ・システムは、FAUの学生と研究者にとって長きに渡って不可欠な存在であることが証明されています。「ここでは、1990年代半ばからKNFのポンプを使用しています。真空ポンプ・システムSC 920の試用を依頼されたときも、是非喜んでとお手伝いしました。」
「ここの研究室は、厳しいテストを行う環境として最適です。使用している機器は常に腐食性溶剤にさらされる状況ですし、学生が雑に扱うこともある。今のポンプはここ何年も使っているのに問題無く動作しています。十分に満足していましたが、新製品はそれよりさらに優秀です。より静かで真空性能に優れ、タッチスクリーンとリモコンがついていて安全で使いやすいです。」
その後、真空ポンプのラインナップにKNFのRC 900ロータリーエバポレーターも加わり、その発売前にはベータテストも行っていただきました。洗練されたデザイン、少ない設置面積、静穏性に優れた安全かつ簡単な操作で分離濃縮を実現します。これらの2つのデバイスを組み合わせることで可能となります。
使い続けてもらえるように
ハンペル博士は、「特に刺激性の強い化学物質や溶媒に対する耐性と、真空を保持する能力という点で、長年にわたってKNFのポンプには全くもって感銘を受けましたよ。それから、KNFの優れたサービス、長期サポート、競争力のある価格設定には、本当に感謝しています。」と話します。そして、ユーザにて定期的にダイアフラムの交換を行うのは簡単なことではないはずだと付け加えました。KNFの最先端システムはこのように、科学分野における教育や研究において、ひそやかに重要な貢献をしており、世界中の研究所で使用されているのもご納得いただけるかと思います。