高性能で静音性を高めた KNF 揺動ピストン型ポンプ

本ポンプシリーズの拡張により、印刷プロセスや医療技術への利用範囲が大きく広がります。

2019 年に発売された NPK 012 は、まさに市場が要求していたものであることを証明しました。すなわち、特殊な機能を備えるパワフルなポンプです。その高出力密度は瞬く間に注目を集め、多くのお客様から適用範囲を広げて欲しいというご要望がすぐに寄せられました。今回、KNF は製品のアップデートによって、設置時間の短縮と併せ、そうしたお客様のご要望にお応えいたします。もっとも大きく変更されたのが、電気コネクタです。これにより、撚線を使用した従来モデルに比べ、ポンプの組込みがスピードアップされたばかりでなく、逆極性に対してモーターの接続部を保護することも可能になりました。

長期間の社内試験に基づき温度範囲が拡大され、最大 60 ℃の気体温度に対応できます。その結果、高温でポンプを使用しても製品の寿命には悪影響を与えないことが分かりました。

KNF モジュラーシステムにより揺動ピストン型ポンプに追加オプションを提供

KNF モジュラーシステムにより、NPK 012 ポンプハウジング用にオプションのカバーが使用できるようになり、動いているポンプ部品から保護します。これは、装置自体が十分に保護されていない場合に特に有利であり、お客様の労力とコストの削減にも有効です。オプションのベースプレートにはフレキシブルな取付け穴が付けられ、これによってポンプの取付けがより容易になり、振動が抑制されます。

ブラシレス DC モーターは、非常に優れた操作性を可能とします。わずか 43 W の最大電力消費量で、NPK 012 は 2.5 bar の吐出圧で連続運転でき、間欠運転では最大 5 bar の吐出圧で運転できます。ポンプの到達真空度は最大 140 mbar (絶対圧) であり、13.5 l/min の高流量を実現します。NPK 012 は、静かな作動と最小振動で高レベルのパフォーマンスを可能とします。わずか 600 g の重量で、NPK 012 は小型機器への取付けにも適しています。

拡張された NPK 012 ポンプシリーズについての詳細は、弊社 KNF の担当者までお問い合わせください。お客様の個別のご要望にも喜んでご相談に応じます。