2006年、開発エンジニアとしての新しい職を探していて、特に中小企業を狙って転職活動をしていました。会社の成功に対する自分の貢献が見えるようなポジションにつきたいと思っていたんです。KNFは長期的な思考を有するグローバル志向な会社であるということ、技術をリードしその地位を確立していること、そしてスイス自社生産工場を支えとする高品質な製品をお客様に提供するという野心的な目標が、入社を決めた理由となりました。
私は製品開発の責任者として、KNFモジュラーシステム用の拡張可能なプラットフォーム(スタンダード)製品の開発を担当しています。お客様の課題に合わせて各要素を後から簡単に調整できるよう、インターフェイスをできるだけオープンな状態で設計しています。私のフォーカスは常に、お客様にとっての付加価値となる製品を開発すること、そしてKNFが常にテクノロジーの最先端を歩んでいる状態にするということです。製品アイデア段階から量産段階に至るまで、製品開発の全段階を製品と共に歩んでいくことができる自分の仕事は、入社から何年も経った今でも充実感のある仕事です。
この役割はチャレンジングであると同時に、仕事に鼓舞されている自分が居ます。そして、とても野心的なエンジニアのみんな、製図技術チーム、そしてKNF全体から、大いなるサポートをしてもらっています。たとえば、私はフルタイムの時間数よりも少しだけ労働時間を減らしてもらい、週に1日子供の面倒をみられるようにしてもらっています。
通常、新製品のアイデアがまとまると、基礎開発から始まり、新機能の原理のテストを行います。その次の段階は製品開発で、最新のシミュレーションツールを使用して強度計算やフローシミュレーションを行います。こうすることで、必要な仕様全てを満たしたプロトタイプ第1号を短期間で作り上げることができます。その次の生産段階では、開発チームが社内の全関連部署と綿密に協力し合い進めていきます。革新的で品質の高い素晴らしい製品を市場での発売までもっていくという、共通の目標に向かって全員が協力し合う。そのことが毎日私をやる気にさせてくれるんです。