4 つの仕様による特殊な専門技術

N 630 ガスポンプシリーズの機能拡張

堅牢で耐久性に優れ、高圧でガス気密性の高い N 630 は、他に類を見ない機能を提供します。このポンプシリーズは最近発売されたばかりですが、すでに機能拡張が行われました。この機能拡張により、非防爆仕様の製品は、環境測定技術やプロセス製造、ならびに化学工業などの分野で幅広い用途に使用できるようになっています。

長い耐用年数、12 barの許容最大吐出圧、68 l/min の最大流量により、N 630 シリーズのモデルは極めて優れた性能を発揮します。費用効率が高く、信頼性のあるダイアフラムガスポンプは、排出量の測定だけでなく、研究、エネルギー技術、プロセス製造、化学/石油化学産業での用途にも使用可能です。

 

N 630 の防爆仕様と新仕様は、次の 4 つのバリエーションが使用できます。すなわち、シングルヘッドまたは ダブルヘッドの、直列接続式または並列接続式による真空ポンプもしくはコンプレッサーです。すべてのモデルには、最適化され、PTFE コーティング処理されたダイヤフラムを採用しており、このことがポンプの堅牢性と長寿命を維持する第一の理由となっています。ダイヤフラムは、代替として EPDM を使用することも可能です。ポンプヘッドは、高い耐久性と容易なメンテナンスを重視した設計となっています。特に希ガス用途では、ガスの気密性が高いというメリットにより、希ガスをそのままの状態で回収してリサイクルすることが可能です。機械的コンポーネントの堅牢性は、高圧や高温下での連続稼働に特に有利です。水冷システムにより、N 630 は最大 60 ℃の周辺温度および媒体温度での使用に適しています。

 

モーターは IP55 の保護等級を備え、50 Hz または 60Hz で使用することができます。さらに、周波数コンバータを使用して作動するように設計されているため、ポンプの回転速度を任意の作動点に設定することができます。すべての圧力レベルで移送速度が安定していることにより、容器内での迅速なガス圧縮が可能です。到達真空度は 25 mbar abs です。

 

標準モデルのポンプは固定式の防振ベースを用いた設計です。また、ゴム結合金属から作られたショックアブソーバーと組み合わせて使用することで、優れた防振性を発揮し、稼働時の騒音を最小化します。N 630 は機械指令 2006/42/EC に基づく完成された機械の基準を満たしており、CE マークが付いています。

ぜひチャットでご相談ください。