ドイツ・デュッセルドルフ
ドイツのデュッセルドルフにおけるCompamed展示会は医療用製造サプライヤー市場を対象とした最先端の国際展示会です。2021年11月15日から18日まで、当社はホール13のブースA47にて来場者を歓迎し、世界のマーケットリーダーとして最新のポンプソリューションの概要について紹介いたします。
液体をなるべく穏やか移送し、意図する目的に従って正確に制御する用途が医療機器の市場にて増加しています。KNFは液体移送ソリューションに対するこの要求に2019年以来応えてきており、ダイアフラムポンプのよく知られている利点と、ギアポンプや遠心性ポンプの低脈動性を実用的に融合させました。
このデザインによる2つのジェントルフローポンプ、シリーズにおける最小ポンプであるFP 70と高吐出耐圧 FP 1.150、が2021年にCompamedでデビューを飾ります。
FP 70: 医療機器用低脈動液体ポンプ
KNF FP 70 は自吸式で、ドライランが可能で、液体を静かに清潔に移送でき、耐薬品性にも優れています。脈動低減技術の統合により、KNF FP 70を使用する際には脈動低減エレメントとチューブ追加する必要がありません。これにより、ポンプはスペースが限られている場所でも、低脈動で動作させることができます。
モーターを選択する場合はシステム要求が優先されます: ジェントルフローポンプには異なる性能クラスのモーターを装備することができ、それらのパラメータを精密にカスタマイズすることが可能です。低脈動機構をフル装備し、スムーズな移送を実現しています。
KNF FP 70 は最大 850 ml/min の流量を実現し、最大圧力 2 bar で動作できるように開発されました。さらに、特許を取得した 4 点バルブにより、信頼性の高いポンプの自吸性を確保しますそのため、システムの充填および排水に対して、追加の吸引ポンプを必要としません。
治療中の患者の快適性を向上するKNF FP 70
装置と患者が直接接触することの多い医療分野の用途では、ジェントルフローポンプが患者の健康にも良い影響を与えます。液体からチューブへ、チューブから患者に適用される部品へと伝わる脈動が減ることにより、治療のストレスを軽減することに役立ちます。
過酷な医療機器用の効率の良いジェントルフローポンプ
KNF FP 70 で用いられる低脈動ポンプ技術により、チューブ内の圧力抵抗が低下し、流動性能が顕著に向上することで、ポンプ効率が改善します。このことは、小型チューブを使用している場合に重要な要素となります。さらに、気泡の形成も抑制することから、液体属性が安定した状態に保たれ、これによりプロセス信頼性を向上させることができます。
医療機器用の静かに液体を移送するFP 1.150
最大流動律の1.1 l/min と最大吸引揚程の2.3 mH20のFP 150 ポンプシリーズに追加されるFP 1.150は最高吐出耐圧6 bar relという強力な性能を有します。さらに、化学的にアグレッシブで腐食性の液体との良好な互換性を持ち、その上低脈動性かつ小さい剪断力で移送します。これらはジェントルフローポンプの典型的な特徴です。
5つのダイヤフラムのぞれぞれから生じる流れと脈動を織り合わせることにより、高流量でありながらスムーズな流れがダイヤフラム液体ポンプで実現されます。これにより、ジェントルフローポンプが圧力損失を軽減して、細長いチューブでも効率的に液体を輸送することが可能になります。さらに、プロセスに悪影響を与えかねないチューブの振動も最小化されます。
患者の近くで使用できる理想的なジェントルフローポンプ
これらの仕様はポンプシリーズをレントゲン装置あるいは砕石装置などの小さな冷却回路における使用に特に適しています。静粛でメンテナンスフリーのポンプは患者の近くで使用されるアプリケーションには理想的です。KNFモジュラーシステムにより、FP 150 は幅広く異なるバージョンを提供することが可能になっています。