ロータリーエバポレータ
ロータリーエバポレータとは、効率的に液体の分離濃縮を行う方法です。エバポレータの基本原理は、回転する試料フラスコにより試料の表面積を増やし、その温度と真空度を最適化することにより、溶媒を短時間で効果的に分離することです。また、冷却コンデンサ(ドライアイスまたは再循環)で、分離した溶媒を回収します。
用途例は、以下の通りです。
- 溶液や懸濁液の分離濃縮
- 結晶化や再結晶化
- 溶媒の蒸留や回収
- 化学合成
エバポレータシステムにおいては、真空ポンプと組み合わせて使用します。
真空ポンプの選定において気をつける点:
- オイルフリー運転
- 湿気の多いガスへの対応
- 到達真空度
- システム全体の容量に応じた排気速度
- 吸気と排気の双方で溶媒回収が可能な機能
- 真空度の調整機能
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